
透明な媒体を通過する光子
熱対流とは異なり、放射による熱移動(熱放射)は、真空中でも起こり、ガラスや水のような透明な媒体を通しても伝わります。
熱放射とは、光子(フォトン)という粒子の形でエネルギーが波(電磁波)として伝わる現象です。
この電磁放射は、白熱電球や太陽のような高温の物体の表面からエネルギーを放出します。
その身近な例が、「寒いけれど晴れた日に、太陽の光が顔に当たると暖かく感じる現象」です。
このように、周囲の空気温度が低くても、放射熱によって物体は温められます。
その身近な例が、「寒いけれど晴れた日に、太陽の光が顔に当たると暖かく感じる現象」です。
このように、周囲の空気温度が低くても、放射熱によって物体は温められます。
温度上昇を防ぐ対策
放射熱へのシンプルな対策は、アルミホイルのような反射素材を使用することです。これにより、光子によるエネルギーの移動(放射熱)を遮断・抑制できます。(上図参照)
アルミ箔で覆われた素材の中には、放射熱の
95〜97%を反射し、通過するエネルギーをわずか3〜5%に抑えるものもあります。
その結果、放射による熱の移動が大幅に抑えられ、熱の蓄積を防ぐことができます。
これは、"地球の極地で起こる「アルベド効果」"と同じ原理です。
(氷や雪が太陽光を反射し、地表の温度上昇を抑える現象)
